19380929のブログ

肝門部胆管癌を2014年3月18日に名古屋大学医学部附属病院で手術する。1年6ヶ月後の2015年9月に肝臓と膵臓に転移する。同年10月から連続30回の放射線治療(トモセラピー)を名古屋市立大学病院で受ける。その後の生き様を綴る闘病日記。77才の男性で名古屋在住。

今日も調子が悪く名大へ行く

1月19日(火)曇り
朝起きれず、何も食べれない。腹水のせいか痛みや気持ち悪さが続く、熱も37.4°ある。
又入院覚悟で行く。結果は腹水は3Lぐらい溜まっても抜かないそうです。やはり10Lぐらいないと、又いい効果もあるが又腹水は必ず貯まるのでその際栄養分も流れ出てよくない部分も多いようです。ですから
今回は痛み止めの「オキシコンチン」錠という麻薬系の痛み止めです。1日2回飲めばよく、1時間後に効果が現れるようです。これで腰痛も治れば嬉しいですが。熱は胆管炎でなく風邪のようです。普通の風邪ならいいがな、毎日マスクをしているし風邪になるとは心外だ。今日も食欲はない。入院は止めて次回22日に外来で来ることにする。今日は点滴も打たなかった。

昨日は名大へ入院予定で救急外来へ行きました

1月18日(月)雨
調子はまずまずです。 昨日は名大に7日ぐらい入院するつもりで、大きなバッグ2個に入院用品を詰め込んで自分の車で行きました。 救急外来の理由はお腹が膨らんでいる、明らかな腹水によるものだ、気持ち悪さ・食欲不振・お腹のキリキリの痛み・腰痛である。
外来で待っていたら担当医のE先生が声をかけた。「どうされましたか、私も今日はお腹が痛くここに来ていますがと」これを聞き涙が溢れ出た。私にとっては神様見たいな先生が病気とは。と思ったからだ。
先生曰く「治療の流れの中で腹水は多くなったり少なくなったりするので、余り気にすることはないですよ」と言われた。22日(金)に治療方針を決めましょう。と、もうこの時点で帰ろうと思った。
臨時の消化器外科の担当医に点滴1本を打ってもらい(水らしいがこれで元気になる人が随分いるようです、自分も元気になったと感じました)1/15と1/17のCTの比較で腹水は確かに溜まっているが変化はない。血液検査の数値も横並びであると告げられた。自分としては15日のCTも血液検査もしたのでする必要はないと思ったがダメだった。救急外来のやり方があるようだ。

調子がわるいな、弱気になった

1月17日(日)晴れ
うん、調子が悪いな。1週間ぐらい名大に入院するかとも考える。右側のお腹が膨らんでいる。明らかに腹水が溜まっているな。昨日も利尿剤を飲んだが効き目がなくなってきた。体重は本来58kgでなければいけないのに60.5kgもある。 かばちゃんが言うように江畑先生に早く診てもらうかな。眠るように死ねるらしい。昨年私の親友も肝臓がんで眠るように死んでいったな。
癌になってどのように死んでゆくか、 手短に申し上げましょう。 ガンに前までしっかりしていた人でも 病気が進むにしたがい、 骨と皮しかないぐらいに痩せ、 顔の肉が落ち、 ほほの骨が浮かび上がり、 目はくぼみ、 理科室においてある骸骨のような顔に なってゆくでしょう 一口重湯をすするだけで、 満腹になり、 口はからからに渇き、 唇は砂漠のように干からびてくるように なってゆくでしょう 水を飲もうとしても、 食道の筋力が落ち 水が喉を通らない。 口が渇くので、歯が乾き 口を閉じることができなくなり、 ずっと歯がむき出した状態になるでしょう。 突如訪れる強烈なガンの痛みや 息苦しさに苦しみ、 筋力が衰え 寝返ることもできず、 ただ横たわるだけの状態になります。 死期が近づくと わけのわからないこと言い出し、 見えないものが見えるようになり 周りを混乱させます 臨終に 弱弱しくなり、 血圧が下がり 最期には肩で呼吸をするような 苦しそうな呼吸するようになる 最期は眠るように死んでゆきます。 ガンは 衰えるように死んでゆく 病気です。