19380929のブログ

肝門部胆管癌を2014年3月18日に名古屋大学医学部附属病院で手術する。1年6ヶ月後の2015年9月に肝臓と膵臓に転移する。同年10月から連続30回の放射線治療(トモセラピー)を名古屋市立大学病院で受ける。その後の生き様を綴る闘病日記。77才の男性で名古屋在住。

調子がわるいな、弱気になった

1月17日(日)晴れ
うん、調子が悪いな。1週間ぐらい名大に入院するかとも考える。右側のお腹が膨らんでいる。明らかに腹水が溜まっているな。昨日も利尿剤を飲んだが効き目がなくなってきた。体重は本来58kgでなければいけないのに60.5kgもある。 かばちゃんが言うように江畑先生に早く診てもらうかな。眠るように死ねるらしい。昨年私の親友も肝臓がんで眠るように死んでいったな。
癌になってどのように死んでゆくか、 手短に申し上げましょう。 ガンに前までしっかりしていた人でも 病気が進むにしたがい、 骨と皮しかないぐらいに痩せ、 顔の肉が落ち、 ほほの骨が浮かび上がり、 目はくぼみ、 理科室においてある骸骨のような顔に なってゆくでしょう 一口重湯をすするだけで、 満腹になり、 口はからからに渇き、 唇は砂漠のように干からびてくるように なってゆくでしょう 水を飲もうとしても、 食道の筋力が落ち 水が喉を通らない。 口が渇くので、歯が乾き 口を閉じることができなくなり、 ずっと歯がむき出した状態になるでしょう。 突如訪れる強烈なガンの痛みや 息苦しさに苦しみ、 筋力が衰え 寝返ることもできず、 ただ横たわるだけの状態になります。 死期が近づくと わけのわからないこと言い出し、 見えないものが見えるようになり 周りを混乱させます 臨終に 弱弱しくなり、 血圧が下がり 最期には肩で呼吸をするような 苦しそうな呼吸するようになる 最期は眠るように死んでゆきます。 ガンは 衰えるように死んでゆく 病気です。